「出会いは人生を変える」という話をよく聞きますが、それは本当だと思います。
私は、今までに出会った何人かによって、確実に人生が変わりました。
個人的な話になりますが、その変遷をお話しします。
引っ込み思案でいじめられっ子だった子供時代
「先天性内斜視」で、3歳の時に目の手術をしました。
その影響もあって、5歳の時には既にメガネをかけていた私。40年前です。
当時、メガネをかけている子供はとても少なかったんです。だから、他の子どもたちに「メガネザル」と言われ、仲間外れにされたり、いじめられたりしました。砂を投げつけられたり、遊び道具を使わせてもらえなかったりしました。
小学校に入学してからも、クラスの子にいじめられ、プールサイドから突き飛ばされたり、いろいろありました。
そんな感じで、ちょっと対人恐怖症みたいになっていたのかもしれません。周りの人と関わるのが怖かったです。今で言う「不登校」に近い感じで、朝になるとお腹が痛くなったりして学校を休みがちでした。学校に行ったとしても、授業中に気持ち悪くなり、嘔吐して早退したり・・・。
5年の2学期から転校しました。そこで実験的に「普通に明るい子」のキャラを作ってみました。
すると、少しずつ友達ができ、多少からかう子はいても、いじめられることはなくなりました。
学生時代は、少しはマシでした
中学の時、英語の先生がとてもいい先生で、私は少し前向きになりました。
その流れで高校に入学してからは、いい友達にも恵まれ、またまた素敵な英語の先生に出会い(今の私ぐらいの年の女性の先生でした)、その辺りから徐々に社交的になっていきました。
大学生になれば、みなさん普通に分別ある感じの大人ですから、人間関係のトラブルはほとんどなかったです。
そして大学生の時には、素晴らしい教授に出会ったので、私の生活はかなり明るくなりました。
その先生の担当する授業は全て出席。卒業するのに必要な単位よりも多くなっちゃうけど、それでもいいからと、頑張って通いました。片道2時間の大学まで通うのが楽しみでした。
さだまさしさんとの出会いが急展開をもたらしました!
実は大学受験生の時に、さだまさしさんの歌を聴くようになりました。クラスメイトがファンだったので、CDを借りたところ、すっかりハマりました(笑)。
そしてたまたまラジオ番組「さだまさしのセイ!ヤング」を聞いてからは、それまで勝手に暗いと思っていたさだまさしさんが実は底抜けに明るい(と、当時は思った)人だったことを知り、さらにハマりました。
そんなわけで大学生活は、さだCD集めに終始していました(笑)
「セイ!ヤング」は私が聴き始めてから3ヶ月ぐらいで終わってしまいましたが、別の新しい番組が始まり、大学生活4年の間に4枚、はがきを読んでもらえました。
いや~、さだまさしさん、すごいです!
いろんなジャンルの歌があって、歌詞が非常によく考えられていて、社会に対して物申す感じも押しつけがましいわけじゃなくて。
京都や奈良などの歴史的な場所が登場する歌なんか、ガイドブック代わりになるぐらいです。
そして、長崎生まれのさださんは、人一倍「平和への想い」が強いから、ファンとしても平和について考える機会が増えました。
結果的に、だんだん「争いを好まない性格」になっていった私。
もっと早く、さださんに出会いたかった~!と思いました。
たぶん、私の人生最初の転機は、さださんに出会ったことじゃないでしょうか。ホントに変わりましたから(^_-)-☆
それでも社会に出るとどうしても、何人かは苦手な人が!
社会人になったら、みんな大人ではあるけれど、やっぱり時々「お局様」(もしかして最近あまり言わない?)がいまして・・・。
普通にしてるのに白い目で見てくるんですよ(笑)
その視線が痛くて、ランチは一人で行くようになってしまったという・・・。今考えると、何だったのか?と思いますが、当時はちょっと怖かったです。
派遣社員だったのでいろんな会社に行きましたが、結構酷い人いましたよ。辞める時に引継ぎしてくれない人とか・・・。
そこでまた少し「人生曲線」がひゅーんと下がりました。
人生最大の出会いは、私の性格も変えました
派遣社員時代に親しくしてくれた女性がいました。私の親ぐらいの年齢でしたが、たまたま派遣先の会社が入っていたビルの軽食屋さんで相席になった人でした。
話しているうちに、お互いさださんが好きであることが判明し、それ以来、私の派遣先が変わっても、時々会ってくれました。
さて、ある時、母が乳がんになり、闘病を始めて少し経った頃に、父がリストラされました。
そして、そのリストラがきっかけで、父が家族に内緒で消費者金融から420万円ほど借金していたことが発覚しました。(今まで会社宛てに送付されていた督促状が自宅に来たため)
借金は母と私の貯金をかき集めて返済しまして、そのうちに父が故郷の会社に再就職することになり、家族3人で三重県に移り住みました。
そうして三重県にいる間に、さだまさしつながりで知り合った男性がいました。
早い話が、今の夫です。
この夫がまた絵にかいたようないい人で(笑)、「Dr.コトー診療所」のコトー先生のような、「半分、青い。」の律のお父さんのような感じなんです。
そんな夫と過ごすうち、どうやら私の性格は昔と変わったようです。
さっき書いた派遣先で知り合った女性と、結婚後に久しぶりに会った時、「あら!?あなた、オーラが変わったわね。今まででいちばん優しいあなたが目の前にいるような!」と言われました。
少し話をしていると、「昔のあなただったら、そんなことで幸せを感じなかったでしょうね」と、とても嬉しそうにしていました。しかも、涙ぐんだりしていました( ゚Д゚)
そうなんですよね~。昔は母とウマが合わずに、いつもイライラして愚痴っぽかった私。父も勝手に借金はするわ、頑固だわで、常に家族喧嘩していました。
それが、お嫁に来てから、家庭内で「腹が立つ」という現象がほとんどないんです。
あ、実は正確に言うと、義父が若年性認知症で意味不明な行動をしたりしたときにイライラしたことはありましたが。
腹が立たないということは、夫がメチャクチャ我慢してくれているのか?と思って、聞いてみたら、そうでもないみたいで・・・本当かな?と思うのですが(笑)、「家が大好きで、仕事が終わると大急ぎで帰りたくなる!」と言っているので、まあ嘘ではなさそう(^^♪
まとめ!
というわけで、「いい出会い」によって人は生まれ変われます!
「いい出会い」をするためには、まず自分が成長しないといけない気がします。
相手の気持ちを考えるようにするとか、被害妄想をやめるとか(笑)
いい人のところに、いい人が集まります!
そうそう、イラっとした時、「相手の状況を考える」ようにするといいみたいです。
相手は「好きでそうしたわけじゃない」場合が多いです。やむを得ない事情があって、そうせざるを得なかったというケースって、実はけっこうあるんです。それをガミガミ怒られても、相手は困りますからね~。
まずは、「なぜそうなったのか?」を考えてあげましょう。
先ほどこの記事を書きながら思ったのですが、機会があれば、若年性認知症の介護が大変だった話とか書いてみようかと思います。