こんにちは!
「タロットの季節 ~虹の木~」の星月香乃です。
占いサイト「WORDS」さんが立ち上がってほぼすぐの頃に占い師としてユーザー登録させていただき、地味に占い師としての活動をしてきました。
鳴かず飛ばずの約2年を過ごし、今年に入ってプロフィール写真を変更し、肩書を書き換え、自己紹介文を編集し直し、占いアイテムのタイトルやら内容やら、あれこれリニューアルしました。
すると、急にご依頼が増え、おかげさまで占い師ランクが「一般」から「レギュラー」になりました。ありがたいことです。
私は、「占い師の先生まゆちん」ことかげした真由子先生のタロット無料講座を受講したことがきっかけで、「当てる占い」にはできないサポートを目指して占い師をしています。
なので、プロフィールや占いアイテムの説明欄には「予言や断言はせず、問題の背景や解決へのアドバイスをお伝えする、カウンセリングに近い占いをしています」と書かせていただいています。
それと、「ズバリ当ててほしい方は、ほかの占い師さんを探してください」と書いています。
そんな中、先日、こんなケースがありました。
最初は「職場の人間関係がよくないので、解決策を教えてください」といったテーマでお申し込みがあったので、普通にジオマンシー占いで鑑定してご回答をお送りしました。
そのあと、「転職活動がうまくいって転職できるのはいつか」「新しい職場にはどんな人がいるか」など、「未来予測」に近い感じのご質問を次から次へと、メッセージをお返しするたびにどんどん増えていき、最初のご相談とは関係ない内容のご質問も出てきて・・・という怒涛の展開に。
そこは正直に「時期読みは正確にはできない」「未来の様子の透視はできない」とご説明させていただきましたが、同様のご質問がストップする様子がなく・・・
「現職の退職の時はどう言えばよいか」など、それは自分で普通に決めましょう、と思えることまでお求めになり、面食らってしまいました( ゚Д゚)
文章でのやり取りによる占いだったので、ご質問をいただくたびに文章など一生懸命考えて、何時間もかけて返信して・・・を繰り返しても繰り返しても終わらない(笑)
そんなわけで、完全にキャパオーバーの状態になってしまいました。
今回のケースで、文章のやり取りをしているうちに、ご相談者様はすべてを誰かに決めてもらいたいタイプだと感じました。
このままでは、一生自分で決めることができなくなってしまう、そして「占い依存」に陥ってしまう・・・いや、もうすでに陥っているのか!?と私も冷静ではいられなくなり、最後の方はもはや占いではなく、必死に「自分で考えられるようになろう!」という方向に持って行こうとしていました。
それでも依存的な質問が終わる気配がなかったので、「このままでいいんですか?」と問いかけたところ、「許せない」と批判レビューが投稿されました。
レビューには真摯に返信させていただきましたが、ご相談は尻切れトンボの感じで終わってしまいました。
どこで間違えたのか・・・あれから、いろいろと考えています。
まず、大前提として、私の占いは以下のスタンスで行っています。
- 予言や断言はせず、現状を把握して、ご相談者様ご本人が気づきを得ることを目的としている。
- 気づきを得たら、あとはご相談者様ご自身が本来持っている、「未来を自分の手で切り開く力」を思い出し、実際の行動に結び付けていただく。
という感じなので、何でもかんでも答えてあげたり教えてあげたりはしないで、自分の力で歩んでいってほしいというのが私の願いです。
ご相談者様に「寄り添う」とはどういうことか
もしも、何でもご相談者様からの質問に「はい、はい」とお答えすることが「寄り添う」ということなら、私はご相談者様に寄り添うことができていないのかもしれません。
でも、何でもかんでも答えてあげたり教えてあげたりすることは、ご相談者様がご自分の力で未来を切り開く大切なチャンスを奪うことになると考えています。
「占い」とは「答えを教えてもらうためのもの」ではなく、「自分で運命のハンドルを握るためのきっかけをもらうもの」だと思っているし、誰にでも本来、自分で考えて決める力が備わっていると思うのです。
それに気づくことができたら、あとは勝手にやるべきことが思い浮かんでくるところまでをお手伝いしたいと思って始めた占い師のお仕事。
頑張ってもそのことが伝わらない相手もいるのか・・・と気づかされたできごとでした。
向いてないから辞める?いえ、未熟だからもっと頑張る!
まゆちん先生が、「クレームがあっても、向いてないって思って辞めたりしないでね。もったいない」、と話していらっしゃったのが印象的だったので、辞めずに頑張りたいと思っています。
本当は、今回のようなご相談者様が「あ、そうか!」と気づき、もう占い師に相談する必要ないぐらい自分で決められるようになってくれるのがいちばんだなぁ、と思います。
ただ、今の私には、そうなるためのピッタリなキーワードを手渡すことができていないと感じます。
どうすれば、それができるようになるのか・・・ひたすら、模索するしかないのか・・・
なかなか上手に「応援」できない星月香乃です。
でも、まずはもう少し頑張ってみます。
