みなさん、こんにちは。
星月香乃です。
タロットを使って、自分でも気づいていない本当の気持ちに気づき、理想の未来を切り開く力を思い出していただけるようにお手伝いをさせていただいています。
ここでは、タロットカウンセリングを受けるだけではなく、提供する側になりたい方のために、私が考える「これだけ知っていたらタロットを仕事にできる」知識を伝授するための講座をお送りすることにしました。
タロットというと、「怪しい」「当たりすぎて怖い」というイメージをお持ちの方も多いと思います。中には、「呪われそう」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際には、怪しくもないし怖くもないし、当たりません(笑)。もちろん、呪われることもありません。
ただ、「とても当たっている感じがする」ことは事実です。それについては、後日改めてお話しします。
さて、まず今日は、私が考える「タロットって何?」についてお話ししようと思います。
タロットに対するイメージが変わるかもしれません。楽しみにお読みください。
タロットは、もともと占いの道具ではなかった!
タロットといえば占いの道具というイメージですが、もともとは占いの道具ではありませんでした。
タロットが発生したのは15世紀のイタリア。貴族のカードゲームのようなものとして使われていました。
16~18世紀になっても、まだカードゲームとして使われていました。17世紀ごろには「マルセイユ版タロット」が発売されていたようです。(後日、詳しくお話しします)
18世紀に「エッティラタロット」が発売され、初めて占い専用のカードとしてのタロットが誕生しました。
20世紀になり、アーサー・エドワード・ウェイト氏が考案した「ウェイト版タロット」が発売され、現在、多くのタロット占い師が愛用するタロットカードの基礎となりました。
現在、世界各地で活躍するタロット占い師は、「マルセイユ版」か「ウェイト版」を使っている人がとても多いです。
タロットが魔術的な用途で使われるようになった
占い用のタロットが発売されて以降、多くの占い師がタロットカードを使って未来の予言をしたり、魔術的な使い方をするようになりました。
それを受けて、人々はタロットで未来を予言することを求めるようになり、次第に「タロット=未来予言のための占いの道具」という認識が一般的になっていきました。
そうするうちに、人は占いの結果に一喜一憂したり、怖がったりするようになり、「未来予言の道具としてのタロット」のイメージが独り歩きしていったように思います。
そのまま現代でもタロットは未来がわかるというイメージを持っている人が多く、しかも、何故か「当たりすぎて怖い」「呪われそう」といったオカルト的な印象を持っている人が多く、「占いは怪しい」という考え方に行きついた人が多いように思います。
個人的には、「占い師は人の弱みに付け込んで物を売りつける」ぐらいに思っている人もいる気がして、ちょっと残念です。
ウェイト氏が作ったタロットの本来の目的は占いではない!
そもそも、ウェイト氏が作ったタロットは、占いのためのグッズではないんです。
タロットに描かれた絵によって潜在意識を刺激し、見た人が自分は「魂の成長過程」のどの局面にいるのかを把握して、心の成長を目指すために、ウェイト版タロットは存在します。
例えば、タロットの大アルカナの最初の1枚、「愚者」は、一人の若者が自分探しの旅に出るというイメージで描かれています。まだまだ人生経験も浅く、それゆえに少し危なっかしいところもあり、でもいろんな出来事に出会ってそれを吸収して大人になっていく、ワクワクした感じがあります。
それに対して10枚目の「隠者」は、世の中の様々なことを経験してそれを自分の糧として生きていけるようになった、立派な大人として描かれています。ただ、ちょっと探求心が強すぎてマニアックなところもあるみたいな、とっつきにくいところもあったりします。
そんな風に描かれたタロットの絵を見た時、私たちは自分の人生に照らし合わせて「あ、今ちょっと暴走しかけてるな。落ち着いて考えてみよう」などと軌道修正をすることができます。
本来のタロットの使い方は、このように自分が成長するための指針を提供してくれるグッズとして・・・というのが理想的だと私は思います。
タロットを日常生活に取り入れると、いい感じです!
そんなわけなので、ウェイト氏が作ってくれたタロットは便利なグッズです!
日常生活でふと迷った時などにカードをめくって行動指針をもらってみると、意外に解決策が見つかることがあります。
例えば、ネット上でカウンセリングサービスを提供することにして、ホームページを作ったとします。
でもなかなか申し込んでくれる人がいなくて悩んだとします。
そこで、タロットを一枚!
「太陽」の逆位置だったとします。
太陽は、明るく照らすものですね。それが逆位置なので、明るく照らされていないというイメージになります。
そこから連想していくと、サービスメニューがわかりにくくて申し込みづらいのでは?ということに気づいたりします。
そうなると、やるべきことは見えてきますよね。ホームページを修正して、メニューをわかりやすくすればいいんですね。
いかがですか?
こんな風に、タロットを日常生活に活かせたら、素敵だと思いませんか?
これからしばらくの間、こちらでタロットの使い方講座を更新して行こうと思いますので、ぜひよろしくお願いします!