みなさん、こんにちは。
星月香乃です。
タロットを使って、自分でも気づいていない本当の気持ちに気づき、理想の未来を切り開く力を思い出していただけるようにお手伝いをさせていただいています。
ここでは、タロットカウンセリングを受けるだけではなく、提供する側になりたい方のために、私が考える「これだけ知っていたらタロットを仕事にできる」知識を伝授するための講座をお送りしています。
今回のテーマは、「私が29年回り道してたどり着いた、おすすめのタロット解説書」です。
「回り道してたどり着いた」ってことで、最終的なおすすめの本は最後にご紹介しています。回り道した分、たどり着いた本は本当に良いもので、カウンセリングを提供するようになってからも、バイブルのように、すぐ手に取れる場所に置いています。
というわけで、順番にご紹介していきます!
私が過去に読んでみたタロットの解説書
最初に読んだもの
まず、タロットに最初に出会った時に読んだものは、カードと一緒になっていた解説書でした。
たぶん私が買った頃とは版が違いますが、基本的に内容は同じだと思います。
Amazonの商品リンクは中古のもので、売り切れたりして無効になってしまう場合があります。今もう絶版みたいで、入手困難のようです。
「幸せをつかむタロット占いー天野喜孝オリジナル・カード78枚」です。
タロットについて右も左もわからなかった頃だったので、内容的にどうだったか、ハッキリ覚えていないのが現状です。
何しろ、30年近く前のことですから(笑)。
今から思えば、最初にいきなり個性的なものを買ってしまったなぁ・・・という感じです。
カードの展開法(スプレッド)については、一般的なものからオリジナルっぽいものまで載っていました。
で、印象的なスプレッドは、ここに載っていたものかどうか記憶があいまいですが、78枚すべてを大きな三角形のように並べて、真ん中の一枚だけを開いて、ものごとの本質を見極めるみたいなものがあったような気がします。
ピラミッドをイメージしたスプレッドで、真ん中の一枚が「玄室」ということで、棺を納める部屋に見立ててありました。
このスプレッド、一枚で真理をつく感じですごいんですが、とにかく場所を取りすぎて、現実的ではないスプレッドでした(笑)。
このタロットカードは、のちに私の感性と違うなぁということで、友達に譲りました。
二番目に読んだもの
次に買ったのが、西東社「秘密のタロットカード」です。著者は、アレクサンドリア木星王さん。
またまた中古しかリンクがないので、リンク切れ覚悟です。
これはね、カードの絵(特に人物の絵)がとても写実的で、これまたとても個性的なカードでした。
解説書は、最初にご紹介したものよりは、あっさりしていました。カードの意味はたくさんの言葉が羅列してあり、キーワードを探して読むタイプの人には語彙が多くて助かるんじゃないでしょうか。
でね、この辺りから私は気づき始めたのです。
タロットカードと解説書が一緒になっていると、どうしてもカードメインになってしまい、解説書は簡易的なものになってしまうということに。
そして、ちょうど大学受験生になり、勉強に追われることになったのと、タロットはなかなか当たらないなぁ・・・と残念な気持ちになったのとが重なって、しばらく、タロットは封印することになりました。
ちょっとブレイク
そのあと、大学生の時に1ヶ月間、スペインに語学研修に行ったとき、現地でタロットカードを買いました。
そのカードはちょっとした解説の紙が入っていただけだったので、ここでは詳しいことは書きません。
このスペインで買ったカードについては、別の機会に語ろうと思っています。
三番目に読んだもの
さて、大学時代にタロットカードを買ってからずいぶん経ちまして、結婚してから次の本を買いました。
吉田ルナさんの「これ一冊で本格的にできる!タロット占いの基本」です。
実はこの本を買う少し前に、「タロットカードにはマルセイユ版とウェイト版というものがある」という事実を知りました。
私が大学生までに買っていたタロットは、マルセイユ版か、マルセイユ版をもとにアレンジを加えたものでした。
特徴としては、小アルカナ(後日、別記事でお話しします)の数札の絵が非常にシンプルで、例えば「カップの3」だったら、カップの絵が3個描かれています。どちらかというと、無機質な感じね。
で、ウェイト版は、数札にも人物の絵が描いてあるんです。それも、ストーリー性を感じるような。
向かって左がマルセイユ版、右がウェイト版。どちらも「カップの3」です。
で、マルセイユもですが、ウェイト版も世界中に普及して、多くのタロット占い師が愛用しているということで、解説本がたくさん出版されているという情報を得たので、この吉田ルナさんのを買ってみました。
タロットカードの意味や図の解説がフルカラーで書いてあり、とてもしっかりした解説本でした。
初心者でもリーディングしやすいスプレッドの紹介もされていて、リーディング例も複数掲載されています。また、カードを系統別に分類してあるコーナーがとても参考になりました。「幸運を告げるカード」「警告するカード」など、パッと見てわかりやすくリーディングするコツが書かれています。
とりあえず、この一冊で本格的にできるのは間違いないです。
四番目~六番目に読んだもの
吉田ルナさんのがわかりやすかったので、他のシリーズも買いました。
怒涛の三連発(笑)。
いずれも、リーディング例が豊富でわかりやすいです。
ココナラとかWORDSとかで占いを受け付ける時などに、これらの本を手元に置いといて、出てきたカードのキーワードと照らし合わせていけば、それなりにいい感じにリーディングできます。
愛読していくと製本が乱れて、ページが取れてしまいそうになるのがちょっと気になります(笑)。
七番目に読んだもの
「読んだもの」じゃなくて「買ったもの」かもしれません(笑)。
分厚い!専門的!
・・・で、難しい(笑)
というわけで、どうせ勉強するなら本格的に!と思って盛り上がって買ったのですが、どうも難しくて私的には全然読み進められず・・・。
メルカリで売ってしまいました(笑)
でも、世界的な名著であることには変わりないので、タロットのことを本格的に掘り下げたい方は、ぜひ読んでみてください。
八番目に読んだもの
さて、次ですが、やっぱり初心に帰ろうかと思い、「いちばんやさしいタロット・リーディングの教科書」を買いました。
この本は、逆位置の読み解き方についても詳しく書いてあるとレビューで評判だったので、買ってみました。
タロットって、逆位置が読みにくいんですよね。でも、この本には逆位置のことも丁寧に書いてあり、キーワードを探すには重宝しました。
それと、実際の占いの場でのリーディングの例が50以上も掲載されていて、丁寧に解説してあるのです。
スプレッドとカードの絵も書いてあり、一枚一枚、丁寧に解説されています。
まるで自分もその場にいるかのような臨場感ある解説で、とても勉強になりました。
九番目に読んだもの
さて、ついに私が回り道の末にたどり着いた、本命について書きます。
これ、最高です~!
LUAさんの「78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット」です。
もちろん、ウェイト版タロットの解説書なんですが、すべてのカードについて、「基本のキーワード」と「正位置」「逆位置」の考え方が書いてあります。
そして、「現在の状況」や「人の気持ち」「問題の原因」など、シチュエーション別のキーフレーズが書いてあり、自分が何を占っているかによって、どこからキーワードを拾えばいいかが一目瞭然なんです。
そして、リーディングしやすくするための「質問の仕方」やどんな時にどのスプレッドを選んだらいいかなど、丁寧に解説してくれています。
また、「悩み別 おすすめレッスン」のコーナーでは、タロット占いの初心者が陥りがちな悩みと、その解決策が書かれていて、とても助かります。
この本に書かれているキーワードは文章にしやすく、カードに描かれているものをじっくり観察することで何となく読み解ける(つまり、キーワードを暗記しないでいい)ようにできています。
そして何故か、解説が頭に入りやすいんですよね。
今までのどの本にもないような、しっくり来る感じがあります。
そんなわけなので、この本に出会ってからは、タロットの使い方全般を書いてある本は買わなくなりました。
これ一冊で十分だと思います。
なので、初心者の方でこれからタロットの本を選ぼうと考えている方は、ぜひ最初の一冊としてこちらの本を買ってみてください。
十番目に読んだもの
個人的には、九番目の本があれば他のは必要ないと思うんですが、九番目の本ですっかりLUAさんの本のファンになった私は、新刊が出た時に予約して買いました。
こちらも基本的にカードの意味を暗記しなくても読めるようになる設計になっているので、リーディングの力がつくと思います。
タロットは本当に奥が深くて、知れば知るほど魅力的です。
皆さんもぜひ、勉強してみてください。