こんにちは。
星月香乃です。
高校生の時にタロットに出会ってすぐに虜になり、今はタロットの仕事をしている、さだまさしファン歴25年の兼業Farmerです。
今回のテーマは「タロットがすごく当たると感じる理由」です。
厳密に言うと、「当たっている」わけではないんです。
これは、私たちのココロに関係しています。
私たちの人生って誰が決めてるの?
私たち人は、一日に何回ぐらい「選択」しているのか、という話題を見かけたことがあります。
9,000回、35,000回、60,000回と、いろんな意見がありましたが、いずれにしても、とても多いですよね。
これを一生続けたら、いったい何回になんねん!?って感じです。
さて、この「選択する」ということにおいて、決断に至るスイッチみたいなものを入れているものって、なんだと思いますか?
答えは「潜在意識」です。
私たちの心の中には、「顕在意識」と「潜在意識」が住んでいます。
「顕在意識」は「言葉になっている意識」。「今日、会社の帰りにスーパーでピーマンを買って帰ろう」みたいなものです。
それに対して、「潜在意識」は「言葉として認識していない自分」。言葉になっていないので、本人的には気づいていないんですが、今までの人生で経験してきたことを「快」「不快」に分けてラベルを貼っていて、何かを選択しようとしたとき、「これは『快』だからOK」「これは『不快』だからダメ」というように、本人の意志とは関係なく、勝手に決めているんです。
さて、心の中の住人が全部で100人いたとします。そのうち、「顕在意識」は3人しかいません。残りの97人は「潜在意識」なんです。
3人と97人。これはどう見ても潜在意識が勝ってしまうという感じですね。
潜在意識に牛耳られている私たちの心!?
そんなわけなので、私たちが日ごろいろんな場面でいろんなことを決めていますが、ほとんどは潜在意識によって勝手に決められているんです。
で、困ったことに、「顕在意識」で思っていることと、「潜在意識」が思っていることが、違うことがあります。
私たちが日々の行動で「イマイチしっくりこない」と思うのは、顕在意識と潜在意識の「ズレ」が原因なのです。
レストランで「何にする?」と聞かれて「何でもいいよ」と言った割には、「じゃあ、オムライスでいい?」と確認されると「え?あ・・・ちょっと待って。やっぱりカレーライスにする!」となることありませんか?
これは、顕在意識では「何でもいい」と思っていたけど、潜在意識では「オムライスじゃないでしょ」と思っていたというケースで、「オムライスにする?」という言葉がきっかけで潜在意識に気づいたケースです。
タロットは、潜在意識を言語化するツール!
ここで、もう一つの例をご紹介します。
「結婚したい」と思って婚活を頑張っている女性がいたとします。何故か、話がまとまりそうになると逃げ腰になってしまい、せっかくのチャンスを棒に振ってしまうと悩んでいたとします。
そんな彼女のためにタロットカードをめくってみると、「月」のカードが出ました。「月」は不安な気持ちを表すカード。
彼女に「もしかして、結婚するのはいろいろ不安だな、と思っていませんか?」と聞いてみると、「確かに・・・!」となることが多いんです。
本人的には「結婚したい」という「顕在意識」で動いていて、でも「潜在意識」では「結婚は不安だよ~まだ早いよ~」と思っていて、それで、話がまとまりそうになると何故か逃げてしまっていたということがわかります。
こうして自分が本当は結婚に対して不安を感じていることが分かった彼女は、具体的に結婚生活を想像して、不安な要素と解決策を紙に書きだし、気持ちを整理することで、晴れやかな気持ちで婚活を再開することができました。
「潜在意識」は言葉になっていないけれど、心の大部分を占めています。つまり、言葉にしてあげれば、今まで気づいていなかった本心に気づきます。
もうお分かりですね。
これが、「タロットがすごく当たる感じがする」理由です。
なぜタロットで潜在意識を言語化できるの?
ではなぜ、タロットを使うと潜在意識を言語化できるのでしょうか。
それは・・・
タロットに描かれている絵が、人間が人生で経験する様々な出来事をまんべんなく表しているから。
あ、これは「ウェイト版タロット」に言えることなんですが・・・。
私たちが人生の中で経験しがちな出来事がたくさん描かれているんです。なので、カードの絵を見た時に、何かしら「思い当たる」ことがあるんですね。
例えば、わかりやすいのが「カップの5」のカード。
「はぁ・・・がっかり。」みたいなカードですよね。私たちは人生の中で、カップが倒れて中身が出ちゃって、がっかりするような出来事に遭遇することがあります。
ですが、この人の後ろを見ると、まだ倒れていないカップが2つ、残っていますね。
つまり、本人は気づいていないかもしれないけれど、まだ希望があるということを伝える・・・という流れになりそうですね。
そうしたら、本人の中で「あ、そういえば、まだあれがあったんだ!」と思い当たるかもしれません。
これが、タロットの醍醐味なんです!
タロットがすごく当たる感じがするのは、「潜在意識」を言語化するから。
ということで、最終的に、現状を改善する力は本人の中にあるということで、タロットリーダーは、そのことに気づかせてあげることが、大切な仕事なんです。
ぜひ、タロットを使いこなして、皆さんの悩みを解決できる人になりましょう!